2022年6月から新動物愛護管理法が施行されました。
この法律、俗称マイクロチップ法の内容が明らかになると
とても不思議な事が続々と・・・

☆マイクロチップの施術は獣医師しかできません。
 その登録は飼い主さんしかできない事になっています。
(手数料などをいただきお手伝いをすると
 改正動物愛護管理法第39条の5に基づく登録の申請や
 第39条の6に基づく変更登録の申請を行うと
 行政書士法に違反することとなり、
 1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処されます。)だそう

☆迷子や災害の対策など
 犬や猫が迷子になったときや、
 地震や水害などの災害、盗難や事故などによって、
 飼い主と離ればなれになった時に、皮下に埋め込まれた
 マイクロチップをリーダーで読み取ることで、番号が分かります。
 その番号からデータベースに登録されている飼い主の情報と照合することで、
 飼い主の元へ戻すことができます。(しかし?実際は)
※参考:指定登録機関の拾得犬猫の返還概念図
令和4年3月4日更新:
関係省庁と未調整であったため、返還概念図の掲載を取り止めます。
誤りを修正の上、再度公開する予定です。
関係各所におかれましては御迷惑をおかけし申し訳ありません。(役人らしい文章)

 指定登録機関の情報漏洩対策は万全で、
 情報にアクセスするのは自治体、警察に限られます
のでご安心ください。
 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pickup/chip.html#Q11
 (サイトから転記)

今までのシステムと異なり獣医師はこの情報に関与できなくなりました
また診療中、善意でマイクロチップの有無をスキャンして存在が分った時に
飼い主さんがそれを知るとどうなるのでしょう?
もし未登録だったら獣医師が登録義務違反を説明の必要があるのか。
それが保護犬だったりすると
まだマイクロチップ情報を確認する機関ですら明らかではありません。
・・・現状では保護動物を飼い主さんに返してあげる意味は嘘に近い?かな~

更に、マイクロチップ登録は厚生省管轄の犬狂犬病法・犬登録と
提携している自治体データーベースにリンクし自動(強制的?)で犬登録が完了とか。
(どこが提携しているかは未発表、提携済みの時は自動的登録だそう。)

獣医師の一個人としては「マイクロチップ装着で獣医さんが稼げるは遺憾」で
ハシゴをかけられ上にあがったはいいがハシゴを外された気分。

獣医さんの施術料金が高いので普及しないは言いがかり的・・・
動物診療料金は公正取引委員会から料金設定は違反になるとされ
小動物診療には基準料金がありません。(施設によって違います。)
もちろん、このような法的拘束力のある物も料金ガイドラインなし。

新しい権限と権益が動物愛護のぬいぐるみを着てできたようなものかも・・・

*表現の自由により、この文章は個人の感想です。

令和元年6月に改正された動物愛護管理法の
マイクロチップ法・施行がやっと本年6月から始まりました。

私のようなボンクラ獣医にはどんな意味があるか十分理解できません。
飼い主さんから質問があったらなんとお答えしていいのか・・・

なにかの役に立つのでしょうし、大きな利権と権限ができる事は確かです。

無責任な飼い主が減ると言う理屈はコメント不能です。
今までの動物飼い主さんにはマイクロチップ施行は努力義務で
しなくても罰則などは現在ありません。

私のクリニックでもマイクロチップ施行に対応しています。
せめて痛くないよう一番細くて小さなマイクロチップを用意しています。
たぶん、注射程度でガマンができるかな~と願っています。
マイクロチップは無理に押し売りはしませんのでご安心下さい。

不思議な事にこの法律は環境省が担当しています。
もっと不思議なのは動物看護師の資格も環境省。
獣医さんの免許管轄は農林水産省なのですが・・・

怪しげな法律でもないよりはましだと思います。
この法が曲解されてノラ動物の絶滅に使われない事を願っています。

さて、どこがこの法の地方の窓口になるのでしょう?
もちろん、今まで通りで担当役所は取り締まり権限はなく、
悪質な場合は警察に告発をする事があるという程度です。


やっと5月になり季候が良くなりました。
まだ、寒くなったり暑く感じたり、晴れや雨など混在しています。
身体が慣れるのに時間がかかりそうです。

さて、毎年3月に農林省から獣医師国家試験結果が発表されます。
本年は次のようです。

2022年の受験者数は1196人(新卒者983人)、合格者数960人(新卒者871人)、
合格率は80.3%(新卒者88.6%)で、前年比2.9ポイントダウンという結果だった。
そうです。
<出典:幻冬舎さま・ゴールドオンラインより>

意欲に燃えた新しい獣医さん達の活躍に期待しています。
ちなみに新獣医師さんの約45%が小動物臨床を希望しているそう。

獣医師の能力維持と新陳代謝のため
お前みたいなロートル(古い?)は早く消えろと言われると
返す言葉もございません・・・・・

健康で希望のある春をお迎え下さい。

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