先週、静岡県内で狂犬病予防法違反で
なん人かの犬の飼い主さんが警察に摘発され「書類送検」されました。
この法律違反だけで書類送検されるのは異例の事です。
(咬傷事件や行政指導に従わないなどの理由での適応はあったようです。)

ほとんどが犬の登録をしていない義務違反で
登録してあって予防接種をしない違反は1名だったと記憶しています。

この法律を所管する行政は登録をしてある犬や飼い主は状況を把握できます。
全く登録をしていない犬や飼い主に対してはその情報すら持っていません。
犬のほとんどはペット業者から購入するのですから業者に指導する
または協力を要請すればいいと思うのですがその腰は重たいようです。

今回の件は警察に保護される犬のほとんどが
狂犬病予防法違反状態であると警察が察知して
対応したようなニュアンスで報道されていました。
(警察は犬の保護にまで手が回らず飼い主にちゃんとしろと警告を発したのかも?)

この法律の良否は別にしてこの件で正直者が損をしない先例ができました。
あとはこの法律がどんな意味がありどのような成果があるのかを
分かりやすくきちんと国民に説明される事を望んでいます。

人が死に至る強烈な伝染病・狂犬病がどのように伝染しどうすれば防げるかを
犬の飼い主さんだけでなくすべての日本国民に説明して欲しいですね!

追記: この仕事を何十年もやっていても知らなかったこと。
狂犬病予防法は法律本体の他に施行令と施行規則があるそうです。
その規則の中に予防接種を受ける時期も指定されており
4月1日から6月30日まで(3月2日以降の予防接種はこれに含む)。

これ以外の時期に狂犬病予防接種を受けても
施行規則違反で処罰される事があるそうです。

(生後91日以上の犬を譲り受けたばかりの飼い主をのぞく。
この場合、速やかに登録と予防接種を受ける義務あり。)

もし、狂犬病の予防接種をこの期間以外で受けている方は
法律では上記の期間に受けなければいけないそうです。
警察が狂犬病予防法違反で介入した時には行政指導でなく
法律通りに処分処罰を受ける事があるそうです。
どんな法でも、法を知り守る事は十分ご留意ください。
略式起訴で15~20万円の罰金(刑罰なので前科になるとか・・・)

私は狂犬病予防接種を施行する立場。
法律に基づいて行っているとは説明しますが
違反の刑罰やその範囲について明確に知りません。
また十分に説明する時間も法律知識もありません。

担当官庁から狂犬病お知らせが来たら指定注射場所に行ってもらい
その日に必ず受けて下さいと教えるのが一番簡単で確実かなぁ~